[plamo:06568] Re: カーネルの再構築

[YAMAGUCHI Shingo]

山口@富山大学です。

<000e01bfe7c0$0bc28de0$2de06085@aichiedu.ac.jp>において
hfujii@auecc.aichi-edu.ac.jpさんは言いました。

> 新しいカーネルになったからだと思いますが、
> トッパンの本には載っていない項目がたくさんあります。
> それぞれが何を意味するのか、
> どこかに記述がありますか？

make menuconfig を使っているのなら、各項目をポイントして
Help を選ぶと短い説明を見ることができます。

大抵は Help の説明で「詳しくは〜を参照せよ」となっているので
そのドキュメントを見れば詳細まで分かります。

Help の文章は英語ですが、JF のページ

  http://www.linux.or.jp/JF/

で日本語の文章を参照できるようにするためのファイルがあります。
# この場合、説明を読むためには日本語の見える term 上で再構築の
# 作業をしてください

> それから、Make[1] Make[2] Make[3]
> とかが表示されますが、この数字は何を意味するのでしょうか。

カーネルの(カーネルに限りませんが)ソースは、機能や役割ごとに
ディレクトリに納められていて、そのディレクトリが深い階層まで
わたっている場合があります。Make[1] の数字は「今どの階層の作業を
しているか」を示しています。

> さらに、Makeの最後に、
> Make[3] aha152x.0 ERROR1
> とか、いくつかエラーが出てきますが、
> これは、あとから何らかの形で修正するものなのか、
> それとも、もう一度Makeをやり直すものなのか、

エラーが出るのはいろいろな場合がありますが、

  無視しても大丈夫な場合
  make clean して make をやり直せば大丈夫な場合
  矛盾する config をして失敗している場合
  ソース自体がおかしい場合
  ...

などありますので、ケースバイケースで対応して行くしかないと
思います。
# 大抵はエラーメッセージにヒントがありますが
+--------+--------+--------+--------+--------+--------+--------+
富山大学大学院理工学研究科
電子情報工学専攻 知能システム工学第3講座
山口 真悟(Shingo YAMAGUCHI)  shingo@kip.iis.toyama-u.ac.jp