[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[plamo:11583] Re: Plamo Documents Project
-
From:Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)
-
Date:Sat, 29 Sep 2001 01:56:37 +0900
- Subject: [plamo:11583] Re: Plamo Documents Project
- From: Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)<jado@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Sat, 29 Sep 2001 01:56:37 +0900
- Posted: Sat, 29 Sep 2001 01:53:02 +0900 (JST)
From: hui@coo.net
Message-Id: <200109280855.AA00065@pcg-880-series.coo.net>
> huiです。私の欲張り発言に反応してくださったみなさま、御意見ありがと
> うございます。ほとんどみなさまの推測通りです。私に具体性を求めるのは
> わかるのですが、このメールで語る内容は完全に「生意気なわめき声」です。
> こんなので話になるのなら、読んでみてください。m(_ _)m
どんな形であれ、欲しい人が声を上げて、何らかの叩き台が出ないことには始
まらないですので、とにかく挙げて戴けるのはいいことだと思います。
> これは初回の目的がホームのドットファイル消しにあるものです。ひとつひ
> とつに消せるだけの情報が提供されると十分です。十二分だと想像の世界に
> なってしまうので分かりづらいのも事実です。
なるほど。
ちなみに、このへんについては、かなりの熟練者でも、普通その全容をスラッ
と言える人は稀だと思います。それこそ、そういうテーマでなにか物でも書い
て、そのためにサーベイしたような人じゃないと、それこそ adduser で最初
から入ってくるもの程度しか、完全には掴んでいない可能性が高いです。
このへんは、ある程度アタリを付けて、リネームして影響を見る(消してしま
わないのがミソ)、という実験を地道に繰り返して掴んでいくしかないと思い
ます。それの、とても基本的な第一歩として、adduser でもらえるドットファ
イル程度の説明というかガイドというか、そのようなものがあると、とっかか
り的には楽になるんでしょうね。
> 個人環境の設定が満足したらそれに関連する /etc/ のファイルも変えてい
> く。あらかた終わったら /etc/initab や /etc/rc.d/* にも手を加えていく、
> という算段です。
/etc については、時々雑誌の特集とかに載るので、そのあたりの元ネタがあ
れば、比較的楽に /etc マップみたいなのを作ることはできそうですね。
> mew xfs-xtt canna kinput2 これらのそれぞれにある依存関係を調べたい、
> 最初がどんな形なのか知りたいです。
やはりここは、Slackware系の悲しさか、下手するとパッケージを作った本人
ですら依存関係を把握していない可能性が高いです。
しかし、例えば 「Mew-2.x が zlib に依存している」的な、忘れられた依存
関係みたいなのは、大抵相手が「普通入っているもの」であることが多いので、
いざ洗い出してみると、思ったよりも楽かもしれません。
# でも私はやりたくないなぁ…
> ・xfs-xtt は freetype xttutils xfontserver とかが関連してるよう
> ですが、設定情報がばらばらで理解不能におちいってます。
XTT関係は、ちょっと特殊ですね。このあたりは、ちょっと前によく雑誌で特
集されていたので、Web上でもよく見かけますが、結局新たにドキュメントを
起こすよりは、適切なポインタを示す方がいいような気がします。
> ・canna は日本語入力とどう関係するのでしょうか。ATOK や IME の代
> わりではないのですか? ローマ字、かなの入力は変えられるのでし
> ょうか?
> ・kinput2 は X のどこに作用しているのでしょうか? また canna は
> 使われるのでしょうか?
このへんは、いわゆる「パッケージ間の依存関係」というよりは、cannaとか
kinput2とかに対するFAQというか概要解説というか、そういう範疇になりそう
ですね。
いわれてみれば確かに、日本語入力とか XIM とか、その辺の話は結構複雑な
ので、ちょっとしたハウツー文書を作る価値はあるかもしれません。
# でも、どっちかというと、Plamoで閉じるよりは、JFの範疇でやった方が、
# 世の中のためになりそうです :-)。
> こんなごちゃごちゃしたこと考えるよりは、いらなそうなパッケージを教え
> てもらってどんどん削除していきたいってのが本音です。新しいソフトと組
> 替えるのも楽しそうです。
ええ、もう、実験しちゃいましょう。この手のものは、やはり何度も間違えて
壊して、その経験から強くなっていくものだと思っています。
> /usr ではプログラムそれぞれのためのディレクトリが /usr と /usr/local
> に分散しているようです。理由不明。
なるほど。このあたりは、一度BSD系をかじってみるとハッキリするかもしれ
ません。RedHatやDebianでもいいです。ようするに、Slackware系は、歴史的
に /usr と /usr/local の棲み分けが非常に曖昧なんです。
# これに /opt とか持ち出すと、さらに混乱するんだろうなぁ… :-)。
ちなみに、解答を書いておきますと、
・/usr → / 以下の各ディレクトリ (/bin /sbin /lib など) には、ブート時
に必要な物だけを入れておき、それ以外は /usr 以下に置く。これによって、
ルートパーティションのサイズを小さくすることができる。
# ルートパーティションが壊れると致命的なので、伝統的なUNIXでは、/usr
# とかを別パーティションにすることが一般的だった
・/usr/local → /usr には、システム標準で入っているもの、/usr/local に
は、そこの管理者やユーザが自分で作ってインストールしたもの、の置き場。
# 繰り返しますが、Slackware系のこのへんの区別はメチャメチャです :-)。
> それと /var にも言えますが、そこらじゅうにある lib/ adm/ inc/ はなん
> なのでしょう?
/var 以下は、歴史的理由から、いろんなサブディレクトリが掘られていて、
しかも使い道が同じようなものが多々あります。これは、あくまで歴史的なし
がらみなので、あまり深く考えずに、「そんなもんなんだ」と思って戴くしか
ないでしょう。まあ、最近は、そのへんのディレクトリの位置づけをしっかり
定義しようとする動きがあって、そのへんの指針にそって、ディレクトリ配置
を変えたソフトウェアとかも沢山あります。長い年月の間には、だんだんと整
理されてくるんじゃないかな、という気がしています。
> あと、/lost+found が使われるの見たことないのと、/tmp は一時的なファ
> イル置き場じゃないんですか? インストール直後からいくつかファイルが
> 居座ってますが消していいんですか?
/tmp は一時ファイル置き場という顔の他に、みんながファイルを置ける広場、
的なニュアンスもあります。
X とか Wnnサーバみたいに、/tmp 以下に作業用のファイル(ソケットみたいな
特殊ファイルも含む)を作るものも多いです。
システムが上がって、ログインしたときには、すでにそういうものが作られて
る、ということなので、むやみに消すとマズイです。
試しに、起動時(rc.Sの最後のあたりかな)に、/tmp を消して新しいのを再生
成するようにしてみるとわかりますが、この場合でも、なんかおなじみのファ
イルができてたりしますよ。
# /tmp をRAMディスクに置いて、ブート時には全部消えている、みたいなこと
# も可能です
> それと FAQ は本当に絶対数がそろうのでしょうか?
本当にみんなが必要な情報ってのは、繰り返し質問されるので、まとめておく
と有用だ、ってのが FAQ の精神ですので、心配ご無用です。
絶対数が揃ってない、と思ったら、それは、本当に誰も質問しないのでドキュ
メントにまとめる価値もないようなものばかりなのか、そのコミュニティが活
発じゃないのか、あるいは FAQの編集屋さんがサボってるかのどれかだと思い
ます :-)。
> >>・テキストエディタの使い方
>
> みなさんが実際にやっている方法を教えてください。王道があればそれに越
> したことはないのですが。
う…難しい…
本当に手についてしまうと、それこそ無意識下にいろんな技を使っていますの
で、誰かの操作を見ていると、「そこはこうした方がいい」みたいなのは出て
きますが、そうでなく、何もないところで列挙するのは大変ですね。
_______________________________
田原 俊一 jado@flowernet.gr.jp, shunichi_tahara@zenrin.co.jp
http://flowernet.gr.jp/jado/
FingerPrint: 16 9E 70 3B 05 86 5D 08 B8 4C 47 3A E7 E9 8E D9
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- Follow-Ups
-
- [plamo:11587] Re: Plamo Documents Project, Tetsuya Ohnishi
- References
-
- [plamo:11535] Re: Plamo Documents Project, hui
- [plamo:11577] Re: Plamo Documents Project, hui
[検索ページ]
[メール一覧]
Plamo ML 公開システム