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[plamo:14165] Re: LILOブートのFDD に入りきらない場合



こじま@今日は野球ばっかりだなぁ、、> ラジオ

元ネタは私信でもらったんだけど、こっちに投げておく方が役に立つと思うの
で、、

From: "KITAUCHI, Yoshihiro" <kitauchi@criepi.denken.or.jp>
Subject: LILOブートのFDD に入りきらない場合
Date: Thu, 6 Jun 2002 17:56:21 +0900

> WindowsとLinuxのDual Bootしたいマシンで,
> 
> # make bzdisk
> 
> で作ったFDDが起動しない,,,というか何かKernelが大き過ぎる
> みたいなんですが,このような時に一番安易な逃げ方,というのは,
> 
> (1) とにかく余計な機能を省いてKernelを小さくする。
> 
> (2) modules化してKernel本体を小さくする。
> 
> でしょうか?

コードを調べたわけではないですが、ML でいただいた情報からすると、900KB 
を超えるカーネルは FD 直書きの bzdisk ではブートできないようです。

# 多分、カーネルの bootloader が 900KB - 1000KB の領域を High Mem 領域
# への転送用のワークエリアに使っているのであらう

ですから、bzdizk にこだわるならば、機能を削るなりモジュール化するなり
して 900KB 以下に削りこむのが一つの目標になるでしょうね。

# SCSI only なシステムだと SCSI 用のアダプタを削るのはちょっとツラいか
# も知れないけど、ネットワーク用のドライバとかは削れるので不可能ではな
# いでしょう。

あるいはカーネルの self boot 機能を使わずに外部のブートローダを使う場
合は 900KB を超えても何とかなると思います。

手元でいくつか試してみた感じでは、こういう用途には syslinux が一番優れ
ているようです。

# そのため Plamo-3.0 の boot FD は syslinux にした :-)

syslinux は FD からカーネルを起動することに特化した boot loader で HDD 
からは利用できませんが、MS-DOS 形式の FD を使うことでファイルシステム
にかかる容量を最小限にしていますし、bootloader 自身かなり小さくなって
います。

lilo は FD/HD で利用できますが、FD 上からブートする場合でも FD の上に
それなりのファイルシステム(minix か ext2)とデバイスファイルや /etc 等
のディレクトリが必要になるので、ちょっと無駄が多いです。きちんと試した
ことないけど、多分 1M を超えるカーネルは lilo な FD には収まらないんじゃ
ないかな?

grub はデバイスファイルや /etc 等は不要なので lilo よりも有利なのです
が、bootloader 自身が syslinux に比べて大きいし、ファイルシステムは 
ext2 が必要なので、syslinux よりはカーネルに使えるサイズは小さくなるよ
うです。

# 調べてないけど、grub は minix や DOS な FS も扱えたかな?

------
こじま

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