[plamo:22352] drac

[KAMOSAWA, Masao]

ここでも時々話題になる Plamo3.3 の Postfix 問題
（drac 問題？）ですが、いくらか見当がついたので
報告しておきます。

まず、「Plamo3.3にdracのパッケージが入っていない」
という話ですが、実は入っております。
qpopper にパッケージングされていました。
http://plamo.minidns.net/3.3install/qpopperfiles.html
これは qpopper を drac に対応させる必要があるため、
一緒にコンパイルしてパッケージとしているということかと。

で、この qpopper の drac ですが、
 CFLAGS = $(DEFS) -g
 LDLIBS = -ldb
でコンパイルされています。
・・・ウチの環境は 3.0 なので外しているかもしれませんが、
これでコンパイルすると db3 でコンパイルされますよね？
んで、これもウチの環境でしか検証していないのですが、
db3 でコンパイルすると、/etc/postfix/drac.db は
ハッシュ形式で作られるようなんです。
dracd.db を db_dump で見てやると

kmf@eden:~$ db_dump /etc/postfix/dracd.db
VERSION=3
format=bytevalue
type=hash
HEADER=END
DATA=END
kmf@eden:~$ 

となっております。
で、Postfix の設定では dracd.db を

        check_client_access btree:/etc/postfix/dracd

のように、btree 形式で読もうとします。
これが不具合の原因であるように思います。
これを

        check_client_access hash:/etc/postfix/dracd

と変えてやるだけで（ウチの環境では）pop before smtp が
使えるようになりました。