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[plamo:31964] bind 9.9.8 and root hint file



加藤泰文です。

bind のパッケージを更新して 9.9.8 にしました。

ルートヒントファイルで情報とお使いの皆様に質問があります。

12/1 に、ルートサーバのひとつである h.root-servers.net のアドレスが変
わっています。
  http://jprs.jp/tech/notice/2015-12-02-h-root-ip-address-change.html

Plamo のパッケージにはパッケージ作成時点のルートヒントファイルを
internic から取得し、/var/named/named.root にインストールしています。

今までのパッケージ (9.9.7_P3まで)ではすでに/var/named/named.rootがある
場合には、パッケージに同梱しているnamed.rootを使わずに、
/var/named/named.rootが存在していない場合だけ、パッケージに同梱してい
るルートヒントファイルをインストールする処理をしていました。

組織内で使っているなどで、独自のルートヒントファイルを使っている場合には、
updatepkg しても勝手に上書きされないので良いのですが、internic のもの
をそのまま使っている場合は、ルートヒントファイルが古いままとなり、問題
です。

今回リリースした 9.9.8 P2 パッケージでは、パッケージ作成時点の最新のルー
トヒントファイルを /var/named/named.root.new としてインストールしてあ
ります。

/var/named/named.root が存在しない場合は /var/named/named.root
にリネームしていますが、named.rootが存在する場合は、named.root はいじ
らずに、そのまま named.root.new として置いてあります。

Plamo のパッケージのルートヒントファイルをそのまま使っている場合は
  cp /var/named/named.root.new /var/named/named.root
などとしたあとに named を再起動する必要があります。

----

ところで、今回はこれまで通り、独自のルートヒントファイルを使っている人
に配慮して、既存のルートヒントファイルを上書きしないようにしましたが、
今後はどちらが良いでしょう?

1. 今回と同じように/var/named/named.rootが存在する場合はそのままにして
   おいて、/var/named/named.root.new ファイルとしてインストールし、管
   理者で必要に応じてコピーするなどの作業を行う
2. ルートヒントファイルはinternicの最新を使うケースの方が多いだろうか
   ら、/var/named/named.rootが存在する場合でも、パッケージに含まれるルー
   トヒントファイルで上書きする方が良い。ただし、既存の
   /var/named/named.rootも/var/named/named.root.oldなどとバックアップ
   しておく

使う人が勝手によしなにやれってほうが Plamo 的なのはわかりますが、この
手のファイルの処理って忘れがちなので、パッケージインストールして、デフォ
ルト状態で使っている場合は 1 だと古いままのファイルを使い続けることに
なるかなと思うので、2 の方が良いかなと思っているのですが、ご意見よろし
くです。

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((((    加藤泰文
○-○                karma @ jazz.email.ne.jp
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