Plamo 3.0 について,以下のような情報があります.
X関係のモジュール、prn、w3m、gvなどを始めとする修正パッケージなど、山内さん提供の重要な情報が載っています。こちらも参照してください。
カーネル自身はパーティションを認識しているのですが,fdisk コマンドが内蔵 IDE HDD を正しく認識できないことがあるようです.暫定版ですが,従来の fdisk98 コマンドに戻した rootdsk を用意したので,Plamo98 のインストールがうまく行かない方はこちらを試してみてください.
grub の設定メニューファイルは /etc/grub.conf という名前に変更されています.
ただし、Plamo98 の場合は /boot/grub/menu.lst になります。
なお、以下のURLにある設定で grub から W2K が起動できます。
[plamo:15764] Re: plamo-3.0 install後のgrubmenu.lst
主な内容は次のようになります.
grubからwindows2000が起動できるようになりました。 default 0→1に変更 timeout 30→10に変更 title PlamoLinux 3.0 root (hd0,4) kernel (hd0,4)/vmlinuz root=/dev/hda5 ro title Windows2000 ┓ rootnoverify (hd0,0) ┃ chainloader +1 ┛ この部分を追加 めでたくWin2kがデフォルトで10秒後に起動します。
デフォルトのカーネル自身は usbdevfs に対応していますが,usbdevfs を自動的にマウントする処理をしていないため,/proc/bus/usb以下に,USB経由で接続されたデバイスの情報が登録されません.
マウスやプリンタなど,直接デバイスファイルを作成する場合は大丈夫なのですが,VMware 等で USB 機器を認識するのは usbdevfs 経由になっているので,usbdevfs がマウントされないと接続されたデバイスが認識されないことがあるようです.
usbdevfs をマウントするには以下のようなコマンドを実行してください.
# mount -t usbdevfs none /proc/bus/usb
このコマンドは rc.murasaki あたりに仕込むのがスマートだろう,ということになっています.
コンパイル時の設定ミスで,iptables コマンドが必要とするライブラリが /usr/lib/iptablesではなく,/usr/local/lib/iptables になっています.修正するには,以下のようなコマンドを実行してシンボリックリンクを作成するか,修正したバイナリをインストールしてください.
# ln -sf /usr/lib/iptables /usr/local/lib/iptables
インストールしたままの状態でカーネルソースを再コンパイルしようとすると,
gcc -D__KERNEL__ -I/usr/src/linux-2.4.19/include -Wall -Wstrict-proto types -Wno-trigraphs -O2 -fno-strict-aliasing -fno-common -fomit-fram e-pointer -pipe -mpreferred-stack-boundary=2 -march=i386 -DMODULE -D MODVERSIONS -include /usr/src/linux-2.4.19/include/linux/modversions.h -nostdinc -I /usr/lib/gcc-lib/i386-pc-linux/2.95.3/include -DKBUILD_B ASENAME=aedsp16 -c -o aedsp16.o aedsp16.c make[2]: *** `pss_boot.h' に必要なターゲット `/etc/sound/dsp001.ld' を make するルールがありません. 中止。
というようなエラーになります.これは
/etc/sound/dsp001.ld
というファイルがないためで,
# touch /etc/sound/dsp001.ld
とでもしてやればコンパイルは通ります.多分,このファイルはカードに附属しているはずのもの(音のデータかな?)なので,このカードを持っていない人は aedsp16.o をコンパイルしないようにするのが本筋だとは思いますが.
libglibのリンクが
kojima@plamo[~]% ls -l /usr/lib/libglib* lrwxrwxrwx 1 root root 21 9月 30日 17:50 /usr/lib/libglib-1.2.so.0 -> libglib-1.2.so.0.0.10* -rwxr-xr-x 1 root root 164529 9月 15日 17:13 /usr/lib/libglib-1.2.so.0.0.10* -rw-r--r-- 1 root root 195044 9月 15日 17:13 /usr/lib/libglib.a -rwxr-xr-x 1 root root 662 9月 9日 11:24 /usr/lib/libglib.la*のようになっていて,libglib.so へのリンクが作成されていないため,libglib をリンクするようなプログラムは正しくコンパイルできない可能性があります.解決するには,手動で
# ln -sf /usr/lib/libglib-1.2.so.0 /usr/lib/libglib.so.0
ならびに
# ln -sf /usr/lib/libglib.so.0 /usr/lib/libglib.so
のようなリンクを作成してください.
根本的な解決のためには、次のコマンドを root 権限で順次実行してください。
# cd / # sh usr/adm/scripts/libglib # sh usr/adm/scripts/libgtk # sh usr/adm/scripts/imlib # ldconfig
Plamo-3.0β1 でインストールするデフォルトのカーネルでは ACPI と APM の双方を組み込んでいるため,機種によっては X の終了時にハングしたり halt -p で電源断まで行かないことがあるようです.