[plamo:02066] Re: リムーバブルメディアについて

[KOJIMA Mitsuhiro]

From: KOJIMA Mitsuhiro <kojima@criepi.denken.or.jp>
Subject: [plamo:02062] Re: リムーバブルメディアについて
Date: Wed, 31 Mar 1999 18:02:24 +0900
Message-ID: <19990331175653W.kojima@criepi.denken.or.jp>


> マニュアルを見てると automount(autofs)ってのがそういう機能を果してくれ
> るようですね。
> 
> # マニュアル自体には情報が少ないんで、結構あちこち見ないといけないよう
> # ですが、、
> 

ちと興味を持って automount をパッケージ化してみました。

ftp://ftp.linet.gr.jp/pub/Plamo/Update/autofs.tgz

使ってみると確かに結構便利だ (^^;

簡単なドキュメントも書いてみたので御参考までに 
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autofs(automount)の使い方

autofs(automount) は automount と呼ばれるデーモンが指定したディレクト
リにアクセスがあれば自動的に必要なデバイスをマウントする機能です。この 
デーモンが機能するには、カーネルに autofs 機能を組みこんでおく必要があ
ります。autofs はモジュールとしてもコンパイルできますが、kerneld では
自動ロードしてくれないようなので、手動でロードする必要があります。

Plamo Linux 1.4.1 では(1.3 のシリーズでも大丈夫かな？)、

# installpkg autofs.tgz
# modprobe autofs
# /etc/rc.d/rc.autofs start

を実行して、ls /auto/cd すれば CD-ROM が自動的に、ls /auto/fd すれば 
FD が自動的にマウントされます。

自動マウントされたデバイスはしばらく使わなければアンマウントされます。

# デフォルトでは 5 分間のはずだけど、手元ではもっとかかっている気がする。。

このパッケージでは、automount は /etc/auto.master と /etc/auto.misc と
いう 2 つのファイルで何をどこにマウントするかを設定しています。

/etc/auto.master はディレクトリについての設定ファイルの位置を指定する
ファイルで

/auto	/etc/auto.misc

のようになっています。この指定で /auto 以下にあるディレクトリにアクセ
スが生じた場合、/etc/auto.misc ファイルに指定した設定を利用することに
なります。

/etc/auto.misc はどのデバイスをどのディレクトリにマウントするかの指定
で、

cd		-fstype=iso9660,ro,user	:/dev/cdrom
fd		-fstype=vfat,user	:/dev/fd0

このような指定になっています。この指定で /auto/cd にアクセスが生じた場
合、/dev/cdrom が /auto/cd にマウントされ、/auto/fd にアクセスが生じた
場合、/dev/fd0 が /auto/fd にマウントされます。

/dev/cdrom や /dev/fd0 は正しいデバイスを指すようにあらかじめ設定して
おいてください。

-fstype=... の指定は mount のオプションが指定できます。user オプション
を指定しておけば一般ユーザからも使用可能です。

例えば ls -s /auto/cd /CD 等のシンボリックリンクを作成しておけば 
ls /CD で CD-ROM にアクセスすることができます。また一般ユーザが
 ln -s /auto/cd ~/CD で自分のディレクトリに CD ディレクトリを作り、そ
こを経由で自動マウント機能を使うことも可能です。

この他、詳細の機能については附属のマニュアルや autofs-mini-HOWTO など
を参考にしてください。