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[plamo:15173] Re: zlib-1.1.4



From: "Tadashi Nakamura" <tn_mls@hotmail.com>
Message-Id: <OE65TGWsXqEmPlz5fZG00010f69@hotmail.com>

> man に sample (使用例)が無い点、徹底していますよね。

まぁ、man って、UNIX黎明の頃からあったわけで(正確にはいつ頃から登場し
たんでしょうね?)、当時は今ほどディスク資源が豊富じゃなかったことを考え
るといたしかたないかなと。

あと、基本的にベタな単一テキストなので、あまりにも長いと読みにくくなる、っ
てのもあるんでしょうね。

# 確か、最初のUNIXは、nroff(manで使われている文書フォーマット)処理系と
# して作られたんでしたっけ。それだけ軽いってことですが、逆に言うと古い、っ
# てことも確か。

実際、すでに texinfo のような構造化テキストや、さらにリッチな docbook
とかにその主流の座を譲りつつあるような気がしますが、基本的なコマンド群
ではまだまだ man が幅をきかせていますね。

GNU のツールでは、manpage に「manはもう古いので、infoの方も見てね」み
たいに書かれてたりしますし。

> 感心する一方で、私にとっては man は相変わらず
> 遠い存在です。もっぱら Web に走ってしまいます。

いいんじゃないでしょうか? rtmf(Read The Manual First)な精神って、それ
こそ man しかオンラインマニュアルがなかった頃のものなので、Web でも
info でも、有益な情報は活用するべきです。man だけで全て片付けなければ
いけないなんていうルールは、昔にだって存在しなかったと思います。
# 昔だって、man の他に、Readme も書籍も雑誌記事も、はてはソースもあっ
# たはず

> 実例が記載されていない分だけ、man の英語は
> 抽象的になってわかりにくくなっているかも?

openssl みたいに、作った後でいろいろしなきゃいけないものだと、なかなか
分かりにくいところがありますね。openssl に限らず、システム系のコマンド
ではよくある話なのですが。

この場合、まずは Readme をはじめとするドキュメント群が参考になる場合が
多いような気がします。最近は、裏技として、RedHatの SPEC ファイル内の
postinstall とかを見てると何となくわかったりもしますが。

あと、ユニマガとか S/D とかの専門紙をチェックしておくと、たいてい過去1〜
2年以内程度に取り上げられてたりします。

# これがライブラリ関数とかだと、これを使っているプログラムのソースとい
# う究極の使用例があるんですけどね :-)
_______________________________
田原 俊一   jado@flowernet.gr.jp, shunichi_tahara@zenrin.co.jp
                                  http://flowernet.gr.jp/jado/
FingerPrint:  16 9E 70 3B 05 86 5D 08  B8 4C 47 3A E7 E9 8E D9
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References
[plamo:15166] Re: zlib-1.1.4, Tadashi Nakamura
[plamo:15168] Re: zlib-1.1.4, M.Ariyosi
[plamo:15169] Re: zlib-1.1.4, Tadashi Nakamura

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