[plamo:32306] microcode_ctl

[KATOH Yasufumi]

加藤泰文です。

Plamo での利用シーンで対策が必要か? という問題はサテオキ、Meltdown と
Spectre の関係で microcode 周りってどうなってるの? って調べてました。

とりあえず Intel から microcode-20180108.tgz がリリースされていますの
で、microcode_ctl パッケージをこのマイクロコードで更新して P5 パッケー
ジにしました（一部の新しいマシンのコードのみ? 私のはまだ入ってなさそう）。

以下は調べたメモですので特に読まなくても大丈夫。一応書いたからそのまま
メールしておきます。
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Plamo ではカーネルはマイクロコードのロードをサポートしています。
$ grep MICROCODE config-4.8.5-plamo64 
CONFIG_MICROCODE=y
CONFIG_MICROCODE_INTEL=y
CONFIG_MICROCODE_AMD=y
CONFIG_MICROCODE_OLD_INTERFACE=y

実際のマイクロコードは microcode_ctl パッケージに入っているようですね。
$ head -n1 /var/log/packages/microcode_ctl 
PACKAGE NAME:     microcode_ctl-2.1_6-x86_64-P4

microcode_ctl の開発リポジトリは
  https://pagure.io/microcode_ctl
のようです。ソース配布元は
  https://releases.pagure.org/microcode_ctl/
2.1-6 のソースを持ってくると、"intel-microcode2ucode.c" というプログラ
ムとマイクロコードのデータ "microcode-20140913.tgz" が含まれています。
Plamo では、マイクロコードのデータだけは
  microcode_ctl-2.1_6-x86_64-P2.txz
のときに Intel からダウンロードできるデータに更新されているようですね。

Change.Log より:
> ・microcode-20150107.tgz のデータで microcode_ctl-2.1_6に更新
>   (00_base/microcode_ctl-2.1_6-x86_64-P2.txz)
> 
>   -- kojima

このファイル、最新は microcode-20180108.tgz となっています。
  https://downloadmirror.intel.com/27431/eng/microcode-20180108.tgz

この Intel からの microcode は、以前は microcode.dat というファイルだ
けが含まれていて、変換が必要だったのが、今は microcode.dat と共に、変
換後のファイルも含まれているので、コピーだけすれば良さそうな感じです。

このため、microcode_ctl も 2.1-12 の頃に、intel-microcode2ucode.c は削
除されていて、Intel からリリースされている microcode-(日付).tgz だけが
含まれているようですね（READMEとかspecとかMakefileとかも）。

$ tar tvf microcode_ctl-2.1-15.tar.xz
drwxrwxr-x anton/anton       0 2018-01-10 02:33:19 microcode_ctl-2.1-15/
-rw-rw-r-- anton/anton    2093 2018-01-10 02:30:57 microcode_ctl-2.1-15/Changelog
-rw-rw-r-- anton/anton    1054 2018-01-10 02:31:14 microcode_ctl-2.1-15/microcode_ctl.spec
-rw-rw-r-- anton/anton    1187 2018-01-10 02:30:10 microcode_ctl-2.1-15/README
-rw-rw-r-- anton/anton     933 2018-01-10 02:31:05 microcode_ctl-2.1-15/Makefile
-rw-r--r-- anton/anton 3676678 2018-01-10 02:23:15 microcode_ctl-2.1-15/microcode-20180108.tgz

いちおう、Plamo のパッケージはコマンドが含まれたままのバージョンにして
みました。

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