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[plamo:33031] hplipによる無線接続印刷について報告



阿部です。
ここ数日、hplip(HP社が提供しているオープンソースのプリンタドライバ&ツール)に
ハマっていました。
我が家のプリンターはHP製のPhotoSmart5520でして、これはPCへの無線接続機能を有しています。
Slackwareではhplipがデフォルトでインストールされており、何の問題もなく使っていたのですが
Plamo上で無線経由で認識させるのに苦労していました。
結論から言うと、無線による認識、接続、印刷、xsaneによる画像スキャンができるようになりました。
(参考)hplipツール画面とxsaneによるスキャンプレビュー画面(いずれも無線接続)です。
https://flic.kr/p/2h4UtK1

手順を系統立てて報告できればいいのですが、例の如くごちゃごちゃ作業したので、かなり散文的になってしまいますが
ご容赦ください。

1) hplipのインストール
 hplipは事前にsipとnet-snmpを必要とするので、例の如くSlackwareのソースツリーからソースとSlackBuild
 を取ってきてインストール。sipは元からPlamoに入っているので必要なかったかもしれません。
 で、hplipを同じようにインストールしました。
 インストール後コンソールから hp-seup <プリンターのIPアドレス> でセットアップすると、ちゃんと
 Photosmart_5520_series が認識されたので画面の指示に従ってセットアップ。
 試しに、Sylpheedメールをプリンタに流し込んだところ正常に日本語印刷されました。

2) 問題発覚
 次に、hp-devicesettingsでGUIな設定ツールを立ち上げようとしたところ、「PC上に利用可能なデバイスがない」
 みたいなメッセージが出てツールが起動できないトラブルが発生。
 「いや、アンタさっき無線経由で印刷できてたでしょ。認識できてるでしょうに!」とつっこみ入れるも
 解決策が思いつかず数日悩みました。

3) 対策(かもしれないこと)
 Qt5リビルド: Plamo入れた当初から気になってはいたんですが、QT5パッケージサイズが40〜50MBなのに対し
 SlackwareでコンパイルしたQt5は90MBくらいあり、ファイルサイズがかなり違います。
 Slackwareでは有って、Plamoには無いファイルやライブラリがあるのか、と思い、最初に使っていた
 PlamoBuild.qt-5.13.0 のconfigure オプションを眺めると -skip qtwebengine というのがあったので
 何も根拠無くこのオプションを削除して qtwebengineもコンパイルするようにしてパッケージ作成したところ、
 100MB近いサイズのパッケージが出来ました。
 まずは入れてみようと、インストールして、ついでにアップデートしたQt5に対してPyQt5_gplをリビルド&
 インストールしたところ、hplipのGUIツール画面が起動しました。(それが冒頭に添付した画像の右側のウィンドウです)

4) 無線接続によるスキャナー使用(スキャナーはHPプリンタが持っている機能)
 Plamoにデフォルトでインストールされているsane_backendsとxsaneでは認識されず。
 
5) 対策(かもしれないこと)
 xsaneはフロントエンドなので、sane_backendsの問題かもとしれないと判断して、奥の手の
 Slackwareソースとスクリプトでsane_backendsをリビルドして置き換えました。
 その後。ユーザー(自分)をlp, scannerグループに追加したところ、冒頭の画像のように無線経由でのスキャン
 ができるようになりました。(lpグループだけでいいのかもしれません)

昨今はプリンターにスキャナー機能を付加したプリンターが各メーカーから出ていると思われますが
このあたり他のPlamoユーザーさんはどうされているんでしょうか?気になります。

長文、失礼しました。


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