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[plamo:33325] WPS Office for Linux のインストールとメニュー日本語化



ご無沙汰しております。阿部です。
 Linuxのオフィスアプリケーションとしては LibreOfficeが有名であり、
私としても同プロジェクトには敬意を表しております。
しかしながら、私の経験上、MS-Officeで作成したドキュメントをLibreOfficeで表示すると
たまにフォーマットが崩れたりしてうまく表示されないことがあり、少々ストレスを感じることがありました。
 そこで、表題の通りなのですが、無償で利用可能な WPS Office for Linux(英語版)をインストールして
メニューを日本語化してみましたので報告します。
(インストール方法自体はWebで既知の情報です。)

Step-1) WPS Office for Linux の入手
 下記リンクから Linux版、*.deb または *.rpm)をダウンロードします。(私は debianタイプパッケージをダウンロードしました)
  https://linux.wps.com/#

Step-2) 入手した *.deb パッケージを *.txz タイプに変換する
 変換には deb2tgz コマンド(スクリプト)が必要なので、入っていない場合はインストールしておきます。
 参考サイト) https://github.com/vborrego/deb2tgz/releases

 $ deb2tgz wps-office_11.1.0.9126.XA_amd64.deb
 $ ls -a
    wps-office_11.1.0.9126.XA_amd64.txz
 上記のファイル名でもインストールはできますが、Plamoにインストールする際は私の場合 Plamo的なファイル名に変更しました。
 $ mv wps-office_11.1.0.9126.XA_amd64.txz wps_office-11.1.0.9126.XA1-x86_64-1.txz

Step-3) WPS office をインストールします。
 $ sudo installpkg  wps_office-11.1.0.9126.XA1-x86_64-1.txz

Step-4) メニューを日本語化します。
 日本語化に必要なソースを入手し、インストールします。
 $ git clone git://github.com/wps-community/wps_i18n.gi
 $ cd wps-i18n/ja_JP
 $ sudo make install

以上で終了です。
XFceのアプリケーションメニューに WPSの項目が出てきます。
例えば WPS Write を起動すると、メニューバーが日本語化されていることがわかります。
Plamoではuimによる日本語入力、SlackwareではSCIM-Anthyによる日本語入力も問題ありませんでした。
MS Officeで作成されたドキュメント類との親和性(互換性)については、LibreOffice と比較して
一日の長がある気がします。

興味のある方はお試しください。


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