[plamo:07697] lilo-21.4 append parameter length bug

[YAMAGUCHI Shingo]

山口@富山大学 です。

Plamo 2.0 や 2.1 に採用されている lilo-21.4 では、append パラメータに
渡せる文字の数が 52 文字に決め打ちになっているため、以下のようなパラ
メータを渡すと、

  append = "idebus=33 root=/dev/hda1 ether=10,0x280,eth0 ether=7,0x340,eth1"

これが途中で切れてしまって、

  append = "idebus=33 root=/dev/hda1 ether=10,0x280,eth0 ether=7"

という扱いになってしまっていました。
dmesg でコマンドラインを見ると、

  Kernel command line: auto BOOT_IMAGE=linux2400t10 ro root=301 idebus=33 \
                       root=/dev/hda1 ether=10,0x280,eth0 ether=7

  (\ は表示上改行しているという意味で実際は 1 行で出ます)

となっていました。
# lilo のソースコードを追っていないのでちょっと違うかもしれませんが

新しい lilo-21.6 を入れるとこれが直って、dmesg でも、

  Kernel command line: auto BOOT_IMAGE=linux2400t10 ro root=301 idebus=33 \
                       root=/dev/hda1 ether=10,0x280,eth0 ether=7,0x340,eth1

とちゃんと渡されているようです。

ということで、もし同じ悩みで悩んでいる方がおられましたら試してみて
くださいませ。

lilo-21.6 を入れるためには bin86 に変わる dev86 という x86 アセンブラ
(とその仲間たち)を入れる必要があります。

手元では、Dev86src-0.15.0.tar.gz でコンパイルできました。
dev86 の最新版は、

  http://www.cix.co.uk/~mayday/Dev86src-0.15.4.tar.gz

のようです。
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富山大学大学院理工学研究科
電子情報工学専攻 知能システム工学第3講座
山口 真悟(Shingo YAMAGUCHI)  shingo@kip.iis.toyama-u.ac.jp