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[plamo:12146] Re: install時のreiserfsの利用



菅原と申します。実はここに書き込みするのはこれが初めてだったりします。

>以前もどっかで書いた覚えがあるんですが、rootパーティションをReiserFSに
>するのだけは(人からの失敗談を聞く限り)お勧めできません。
># 原因不明のトラブルが発生して, 最初のうちは自動復旧もするしファイルの
># 後ろにゴミが増える程度らしいんだけど, 2回目か3回目か運次第ですが突然
># クラッシュして, 普通使うことはないだろうと書かれているReiserFSのリカ
># バリツールを使ってもどうにもならなくて, 結局全部再インストールするに
># 至ったという某製薬会社の人の事例(数回経験しているらしい)を聞いたぞ...

そういう不幸な人もいるんですねー。

>私の興味は、トラブるということが(聞く限り、かなり高い確率で)予想される
>のにもかかわらずReiserFSの人気が高いことなんだな...。
>なんでだろ?

私の経験ですが、ReiserFSの運用を始めると、最初は快適そのものなんです。
その快適さが人気の原因だと思います。そういうときは悪いことが見えてこな
いのだと思います。
その快適な状態が1週間、2週間、3週間と続くと、これは連続運用にも耐え
るかもと思い始めるんですね。しかし、4週間を過ぎたとき、今まで心の隅に
あった疑いが頭を持ち上げてくるんです。

・メールの表示がおかしい?次第にサイズが増えているような?へんな文字が
増えているような?

・心配になってdumpreiserfsを実行するとエラーがあると書いてある。

・そこで、reiserfsckを実行したら /lost+found にrootでも削除不可能なファ
イルができた。

・次の日、rebootしたら再起不能。おおっ?

・めげずにreiserFSを利用できるrecovery CD-ROMからlinuxを起動。ReiserFS
のパーティションの復活の呪文を唱える(reiserfsck --rebuildtree
--scan-whole-partition)えらく時間がかかる(ext2のfsckと比べ物にならな
いくらい)が次の日の朝には復活していた。

・しばらく安心と甘く見ていた。しかし再び1ヵ月後同様の症状発生、再び呪
文を唱えるが、ハードディスクががりがり音を立てるだけで一向に復旧する兆
しなし。

・あれこれと、復旧の手立てを講じるがついにあきらめ、そのハードディスク
を液体窒素の中に凍結保存し来世紀の技術によって再び蘇生し永遠の命が得ら
れることを願う(←冗談です)。

てなことを3回以上繰り返しました。

そこで、今ではUDMA:ATA100を利用しハードディスクをスピードアップ。fsck
にかかる時間を短縮。そして、先日配布が始まったRedHat7.2ではext3が利用
可能なので現在ext2で運用しているパーティションをext3に置き換えることを
検討してます。

ReiserFSは短期間しか利用しないが、高速なアクセスが必要なファイルの保存
に向いていると思います。

長期間保存し、消えては困るようなファイルはext2,ext3に保存することをお
勧めします。

菅原 誠太郎(しかしReiserFS4に興味津々)

Follow-Ups
[plamo:12159] Re: install時のreiserfsの利用, Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)
References
[plamo:12118] install時のreiserfsの利用, Toshiyuki MIYACHI
[plamo:12121] Re: install時のreiserfsの利用, Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)
[plamo:12122] Re: install時のreiserfsの利用, Minoru Kimura

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