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[plamo:03597] Re: MELCO LGY-PCI-TR



探したけど元メール見付からない…
便乗させていただきます。

> >> 初めまして。plamo初心者の長嶋です。
> >> いつもこのメーリングリストを見ながら勉強しています。
> >> 現在余っていたPC9821 cu13を使用してplamo linux(1.4.4)を
> >>インストールしたのですがネットワークカードがうまく認識できません。
> >> 試したのは、MELCO LGY-PCI-TR
> >> です。

あらら、これってメルコの一番安いPCIイーサネットカードですよね?
今、この文章を打ってるマシンに入れて使ってますよ。(自作DOS/V機ですが)
これに使用されているチップは(ウチの場合ですけど)
「VIA Technologies VT 82C926 Amazon (rev 0).」のようです。
ヒマがあったらcat /proc/pci |lessとでもして、PCI設定情報を覗いてみてください。
#これ、NE2000互換のくせに、結構設定に手こずる、ヤなチップなんですよねぇ。

さて、このチップなんですが、Plamo(うちはSD付録の1.4.4です)だと
ne2k-pciのドライバが邪魔して、ほぼ確実に認識ミスるんで、
必ず再構築してから使うことになります。
#ne2k-pciのドライバで認識するんだけど、認識するだけでちゃんと動かない!

> >> ne2k-pciドライバでは、動作しないようなので、neドライバを使うように
> >> rc.modules に/sbin/modprobe ne とも書いています。
> >> カーネルの再構築方法が間違っているのでしょうか?

あ、モジュールを使ってドライバを組み込む場合は、rc.modulesではなく、
/etc/conf.modulesに設定を書くんですよ。(kerneldを使うなら…ですが)

まず、カーネル再構築の時の設定方法は知っていると仮定して、
再構築は
make clean	再構築の邪魔になる不要ファイルを消す(構築設定ファイルは残る)
make config	ここでいろいろ設定を行う(再構築設定ファイルを組み直す)
make dep	コンパイル時に必要なファイル依存関係情報をチェックする
make		カーネルをコンパイルする
make bzlilo	コンパイルしたカーネルを圧縮して起動可能状態でインストールする
make modules	ローダブルモジュール群をコンパイルする
rm -R /lib/modules/`uname -r`	古いローダブルモジュールを消す
make modules_install	新しくコンパイルしたモジュールをインストールする。
以上、つらつらとコマンドたたき込んでいけばおっけ〜のはずです。

そうそう、`uname -r`は'uname -r'ではありません。気を付けてください。
「`」は106キーボードならSHIFT+@で打てるんですけど、9821ではどの
キーを押せば出るのかよく知りません。
`uname -r`と打つのがめんどくさかったら、cd /lib/modulesと打つと、
そこに多分2.0.36って書いたモジュールを納めたディレクトリがありますんで、
それをサブディレクトリごとまるごと消去してしまえばいいです。(rm -Rを使う)
消さないと再起動した時に古いモジュールを読もうとしてどどど〜っとエラー出ます。
そういうわけで、ちゃんと消してから新しいモジュールをインストールしてください。

#なぜか、make xconfigで再構築しようとすると、デフォでvfat-jpパッチをあてた
#Plamo-1.43やPlamo-1.44ではiso9660ファイルシステムが組み込まれずにエラーが
#出ます、なんでかなぁ…。(しょうがないからmake configでボチボチ設定だ!)

んで、あとはdepmod -aとでも打ち込んで
ローダブルモジュール間の依存関係情報を再設定し、加えて
/etc/conf.modulesをmodprobe -c |grep -v "^path" > /etc/conf.modules として
kerneldに与えるどのモジュールをどう読み込ませるかの情報も再設定します。

ただ、この方法で再設定しても/etc/conf.modulesはうまく動かないので、
さらにエディタを起動してちょこちょこっと書き換えが必要です。
複数のイーサネットドライバをモジュールとしてコンパイルすると
modprobeもどれを設定するのかわからなくて、自動設定してくれないようなんですよ。
多分「alias eth0 off」って書いてある行が/etc/conf.modulesの中にありますんで、
ここをalias eth0 neと書き換え、eth0用デバイスドライバにne.oを指定してやると
kerneldが起動する時にこの行を読んで自動的にロードされ、きちんと動くはずです。

以上、設定が終ったら再起動かけてみてください。

>ne.c: PCI BIOS reports NE 2000 clone at i/o 0xe000, irq 10.
>ne.c:v1.10 9/23/94 Donald Becker (becker@cesdis.gsfc.nasa.gov)
>NE*000 ethercard probe at 0xe000: 00 40 26 3e 96 6b
>eth0: NE2000 found at 0xe000, using IRQ 10.

こんな感じでdmesgに表示されれば成功です。

#ただ、不安なのは、「DOS/V機と9821の間ではPCIBIOSの仕様が違ってやしないか?」
#ということなんだよなぁ。neドライバがPCIBIOSからきちんとLGY-PCI-TRの情報を
#取得できなかったら、ne.oを組み込んでもこのカードの利用は難しいと思います。

Follow-Ups
[plamo:03628] Re: MELCO LGY-PCI-TR, Nobuyoshi Nagashima

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