[plamo:22443] Re: NTPの同期時刻がずれる。

[Norimasa Matsumoto]

松本@兵庫県です。

  原因は判明しているけど、解決方法はわかりません。

_Message-Id: <20040421.075739.74757094.kaw@on.rim.or.jp>
_From: KAWAMATA Yoshihiro <kaw@on.rim.or.jp>
_Date: Wed, 21 Apr 2004 07:57:39 +0900 (JST)

川俣です。

> Plamo 4.0b1をインストールし、NTPをインストールしたら以下のような現象が
> 発生し、原因がわからないため解決できないでいます。
>
>      :
>
> * 上位サーバに同期後、dateやxclockコマンドなどで時刻を確認すると、
>  同期が取れているにも関わらず、上位サーバの時刻に対して２２秒遅れている。

  私は、Plamo 4.0β2 で確認しましたが、原因は、Plamo 4.0 では、
閏秒に対応した時刻システム(協定世界時(UTC)と相性の良いシステム)
に変更されたためです。
  ちなみに 22 は、1972年に協定世界時(UTC)がスタートしてから、今
日までに閏秒が挿入された回数です。

  同じ原因により、cron で、期待したよりも 22秒早く実行されると
いう現象も発生します。

  正解は、詳しい人にお任せするとして……

  後向きな解決方法として、時刻システムを plamo 3.3 以前と同様
伝統的なUNIXの時刻システムに戻すという方法があります。
  /usr/share/zoneinfo 以下を自分で作成するか、plamo 3.x 等の
物で置き換えると良いと思います。

  前向きな解決方法としては、ntp, cron 等を閏秒対応の物に置き換
えて行く事ですが、影響の範囲を調べるだけでも大変な労力がかかり
ますし、各アプリケーションを閏秒に対応させるのにどのくらいの
作業が必要なのか、私には見当もつきません。

  ただ、DJBツールでかためるタイプの人は、閏秒対応のシステムの方
が、良いかも知れません。

-- 
松本 徳真
Norimasa Matsumoto
E-mail: matsu@netfort.gr.jp