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[plamo:27894] Plamo64 開発途上版公開のお知らせ



こじま@久しぶりにフルスクラッチで環境を作ってみた,です.

# ちょうど大学の実験でも LFS をやらしているところだったりして(笑

去年の暮れにようやく Athlon64 なマシンを組んで x86_64 な環境が使えるよ
うになったので,Plamo を 64bits な環境に移植してみました.

まだまだ「テスト版」のレベルではなく「開発途上版」の位置づけですが,と
りあえずインストールして起動し,ソースコードをダウンロードして自前でコ
ンパイルできる程度には動いているようなので,
ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo64-0.1/ に公開してみました.

# 今の段階だと,Plamoというより LFS に近いと思ふ(笑

64bits環境をお持ちで,この手のゲテモノに興味のある人は試してみてくださ
いませ.手元には Athlon64 な環境しかないので,Intel の EM64 な環境で動
くかどうか試してもらえればありがたいです.

# 一応,2.6.19.2 カーネル + e2fsprogs with ext4 patch な環境なので,
# ext4 なファイルシステムも試せるはず.

以下,ChangeLog とは名ばかりの開発初期の日記です.このあたりを残してお
けば後から感慨にふけることもありそうなので(笑

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平成19年1月22日(月)

・とりあえずVMware-6.0βな64bits環境にはインストールでき,一般ユーザで
  ログインしてソースコードをダウンロードし自前でパッケージをビルドでき
  る程度には動くようになったので,plamo.linet.gr.jp で Plamo64-0.1 と
  して公開

平成19年1月19日 - 21日

・起動と開発に必要なソフトウェアを中心にパッケージがたまっってきたので,
  カーネルだけ入れ替えたPlamo-4.21のインストーラを使ってインストールの
  テスト.インストーラは32bitsなuClibc + busyboxで動いているので,grub
  やbash等,chrootする前に動かすファイルはstatic linkしておかなければ
  いけないことを忘れてしばらくハマる.


平成19年1月17日(水)

・Linux-2.6.19.2 をPlamoのデフォルトなカーネル設定でビルド,パッケージ
  化し,CLFSな環境にインストールして動作確認./dev/snd回りを手動でイジったら
  MPlayerとかで動画も再生可能になった.

平成19年1月16日(火)

・Emacs-21.4aはx86_64ではコンパイルできないようなので放置していたけど,
  パッケージ作りをやりだすと別ウィンドウやshellが動くEmacsが無いと不便
  なのであれこれ調査.結局 CVS からダウンドーロした
  Emacs-current(22.0.92) ならば x86_64 環境でもビルド可能だったので,と
  りあえずこのバージョンをインストール.

平成19年1月13日(土)

・CLFSな環境上でVMware-6.0β の64bits環境が起動可能に.これでPlamo64の
  インストールテスト等も始められる

平成19年1月9日(火)

・だいたい64bits用にコンパイルするコツが分ってきたから,CLFSな環境上に
  Plamoのパッケージ管理ツールを持ってきて,Plamo用パッケージの作成開始.

・そろそろ学校も始まったので,ペースは落ち気味

平成19年1月8日(月)

・X11R7.1の起動を確認.twmは使いにくいから,とりあえずコンパイルが簡単
  そうなqvwmをWMにした環境を構築.

平成19年1月5日(木)

・gitで集めたソースコードだとあちこちに不整合があってコンパイルが通らない
  ので,7.0と7.1のソースコードをマージしたものを利用することに方針転換.

平成19年1月3日(水)

・CLFSな基本環境は構築できたのでgitで集めたX11R7.1のソースツリーを元にXの構築を開始.

平成19年1月2日(火)

・crosstoolによる作成はあきらめてPlamo-4.21をホスト環境に,CLFS(http://cross-lfs.org/view/svn/x86_64/)
  の手順を見ながら x86-64 のmultilib 化の開始.

平成19年1月1日(月)

・crosstool(http://kegel.com/crosstool)を用いて64bitsなバイナリを作成可
  能なGCCを作成.カーネルを64bits化して起動可能に.ただ,crosstoolが提
  供している環境だけではmulti-lib化(64/32bits両対応)が困難なようで方針
  転換.

平成18年12月28日(木)

・Plamo-4.21をインストールして32ビット環境では問題なく動くことを確認.

平成18年12月27日(水)

・秋葉原で Athlon64x2 4400+ CPU とマザーボード(ASUS A8V),1GのDDRメモリ
  を購入(合計約47000円).帰宅後,ダウンしていたCelron 2GHzのマシンのマ
  ザーボードを換装,周辺機器の動作確認.


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こじま

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