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[plamo:29368] Plamo-4.5rc1 released



こじま@今日,明日は地区の秋祭りでオフラインモード,です.

そろそろ修正も落ちついてきたと思うので,昨日までの変更をまとめたものと
4.5rc1 として CD イメージ化しました.

# 昨日,一時的に公開していましたが,問題点が見つかったので差し替えてい
# ます.

CD イメージは,容量の都合で contrib を独立した 5 枚目のイメージにしてい
ますので,contrib 以下が必要な方はご注意ください

% ls -l *rc1*
-rw-r--r--    1 kojima   users          393 10月  4日  08:31 plamo-4.5rc1.md5sum
-rw-r--r--    1 kojima   users    701952000 10月  3日  22:45 plamo-4.5rc1_01_grub.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users    700696576 10月  3日  22:46 plamo-4.5rc1_01_isolinux.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users    619212800 10月  3日  22:37 plamo-4.5rc1_02.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users    561381376 10月  3日  22:37 plamo-4.5rc1_03.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users    692211712 10月  3日  22:39 plamo-4.5rc1_04.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users    268345344 10月  3日  22:39 plamo-4.5rc1_05.iso
-rw-r--r--    1 kojima   users   2913781760 10月  3日  22:43 plamo-4.5rc1_dvd.iso

まだ更新していませんが,README.EUC も以下のような内容を追記しようと思います.

# 4.22 が出てから,ちょうど一年くらいたつのか..

Plamo-4.5 について(2008-10-3)

・このバージョンは,来春くらいに予定している Plamo-5.0 への中間点的な位
  置付けのリリースになります.このバージョンでは,Plamo-4.2 から継続し
  ていた gcc, glibc2, gtk 等の基盤部分を更新するとともに,X11R7,
  GNOME-2.22,KDE-4.1等,最近(≠ 最新)の環境に追従しようとしています.
  その結果,インストールされるパッケージが大きく増え,ディスクの使用量
  なども増大(当社比 150%増 ;-)していますので,既存のパーティションにイ
  ンストールする場合はご注意ください.

・インストールするパッケージの分類法を見直し,00_base から 11_ooo までの
  11 のカテゴリーに再構成しました.各カテゴリーの内容は以下の通りです.

  00_base    : Plamo Linux の必須環境
               (glibc2, bash, tcpip, openssh, grub, shadow password 等)
  01_minimum : GUI 無しの基本環境.gcc/g++ も使えるので LFS の基盤にいいかも :-P
               (emacs, gcc, make, binutils, make, perl, python, ruby, gnupg 等)
  02_x11     : X Window の基本環境.デスクトップ環境以前(10年くらい前)のGUI環境
               (X11R73, Mesa, SDL, firefox, thunderbird, afterstep, qvwm 等)
  03_ext     : デスクトップ環境の共通ライブラリや汎用ツール,C++のライブラリ,最近のFEP等
               (boost, anthy, scim, gcc_java, gimp, samba 等)
  04_xfce    : Xfce-4.4.2 デスクトップ環境
  05_kde     : KDE-4.1 デスクトップ環境
  06_gnome   : GNOME-2.22 デスクトップ環境
  07_tex     : pLaTeX3 文書整形システム
  08_kernel  : カーネルのソースコード
  09_webdb   : PostgreSQL/Apache/PHP 等のWebアプリ開発環境
  10_gis     : Webアプリ上で利用できる地理情報システム
  11_ooo     : OpenOffice.org 2.4.1

  これらのカテゴリーには,04_xfce 以降をインストールするには03_ext が必
  要で,03_ext には 02_x11 が,02_x11 には 01_minimum が,それぞれ必要
  になる,という依存関係があります(04_xfce 以降はそれぞれ独立にインストール可能)
  イメージ的にはこんな感じ

  00_base                                           = thin client 環境
  00_base + 01_minimum                              = CUI な開発環境
  00_base + 01_minimum + 02_x11                     = 10年くらい前のX環境
  00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 04_xfce  = Xfce デスクトップ環境
  00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 05_kde   = KDE デスクトップ環境
  00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 06_gnome = GNOME デスクトップ環境

  07_tex             = 追加用 pLaTeX 環境
  08_kernel          = 追加用カーネルソース
  09_webdb           = 追加用 PostgreSQL/Apache/PHP 環境
  09_webdb + 10_gis  = 追加用 GIS 環境
  11_ooo             = 追加用 OpenOffice.org 環境   
  
  これらの依存関係は,インストーラでカテゴリー単位で選択する際には,明
  示的に選択しなくても自動的に必要なカテゴリーがインストールされるようになっています.

  各カテゴリーのパッケージを全部インストールした際のだいたいの容量は以下の通りです.
 
  01_minimum : 約 1.2GB(01_base 込み)
  02_x11     : 0.7GB
  03_ext     : 1GB
  04_xfce    : 0.1GB
  05_kde     : 1.6GB
  06_gnome   : 1GB
  07_tex     : 0.4GB
  08_kernel  : 0.4GB
  09_webdb   : 0.3GB
  10_gis     : 0.1GB
  11_ooo     : 0.5GB

・上記のようなサイズの増加に共ない,CDイメージは 5 枚組みになりました.各 CD イメージ
  の構成は以下の通りです.

  plamo-4.5_01_{grub,isolinux}.iso : インストーラ,00_base, 01_minimum, 02_x11
  plamo-4.5_02.iso                 : 03_ext, 04_xfce, 07_tex, 08_kernel
  plamo-4.5_03.iso                 : 05_kde
  plamo-4.5_04.iso                 : 06_gnome, 09_webdb, 10_gis, 11_ooo
  plamo-4.5_05.iso                 : contrib

  なお,1枚目のインストーラCDは,grub で起動する CD と isolinux で起動
  する CD の 2 種類を用意しています.機能面では grub 版を推奨しますが,
  ドライブによっては grub では起動しないものもあるようなので,そのよう
  な場合は isolinux 版をご利用ください.

  DVD イメージは grub で起動するようにした一枚のみです.

・諸般の事情で,インストーラのカーネルは 2.6.26.5 を使っていますが,イ
  ンストールするカーネルは 2.6.25.17 を採用しています.contrib/Kernel
  以下にインストーラで使っている 2.6.26.5 カーネルのパッケージを用意し
  ていますので,2.6.26.5 を利用したい方は別途インストールしてください.

・インストーラの都合で,BIOS のハードウェアクロック(CMOS クロック)には
  UTC(=GMT)で時刻が記録されていると仮定しています.ハードウェアクロックに
  localtime を記録している場合は,/etc/rc.d/rc.S の先頭部分にある

   /sbin/hwclock --hctosys --utc

  の --utc を削除してください.

  なお,インターネットに常時接続されている場合は,起動時に ntpdate で時
  刻を NTP サーバに同期し,以後,ntpd で定期的に時間合わせを行います.

・GNOME 環境の特記事項

  - 一般ユーザの権限で CD ドライブにアクセスしたい場合は,/etc/PolicyKit/PolicyKit.conf
    に <match user="..."> という設定で,利用を許可するユーザを指定してください.例えば,
    ユーザ kojima とユーザ isle にアクセスを許可する場合は以下のような設定になります.

<config version="0.1">
  <match user="kojima|isle">
    <return result="yes"\>
  </match>
</config>

    なお,この設定を行なっても SCSI デバイス(SATA な CD や USB メモリ)
    へのアクセスは許可されないようです.これら SCSI デバイスを利用する
    際は sudo コマンドを利用してください.

・KDE 環境の特記事項

  - ファイルマネージャ dolphin のファイルシステム表示パネル(左側のパネ
    ル)のリストが,UTF-8 ではなく EUC-JP になっているので文字化けします.
    解消するには

    %  nkf -w8 ~/.kde/share/apps/kfileplaces/bookmarks.xml > foo
    % mv foo ~/.kde/share/apps/kfileplaces/bookmarks.xml

    として,文字コードを UTF-8 にしてください.

    なお,この設定をしてもファイルマネージャ経由で smb なファイルシステ
    ムを利用しようとすると日本語が正しく表示されないようです.

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こじま



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