[plamo:33761] tzst package

[KOJIMA Mitsuhiro]

こじま＠台風が通過して，少しは涼しくなったかな，，です．

最近，圧縮率と圧縮/展開速度のバランスの良さから，zstd という
圧縮形式が注目されています．

# Arch Linux では，すでにデフォルトのパッケージ形式を zstd に変更したとか

手元でもパッケージの圧縮形式に zstd を使えるかとしばらく試していて，
だいたい動くようになったので，pkgtools8-1.0-x86_64-B2.txz として
公開しました．

このパッケージは，installpkg でインストールすれば，
従来の pkgtools7 を上書きするので，*pkgtools7 は removepkg せず* ，
直接

# installpkg pkgtools8-1.0-x86_64-B2.txz

でインストールしてください．

なお，pkgtools8 は，tgz/tbz/txz な形式にも対応しているので，
従来の txz なパッケージも問題なく扱えます．

ちなみに zstd 形式のパッケージの拡張子は "tzst" で，
従来の txz パッケージに比べて2〜3割サイズは大きくなるけど，
圧縮/展開の速度はずいぶん速くなります．

手元では，すでに tzst なパッケージをあれこれ作っていて，
今後FTP のツリーにもtzst なパッケージが現われてくると思うので，
対応よろしくです．

もっとも，Plamo の場合，tar ファイルを zstd で圧縮するか，xz で圧縮するかの
違いしかないので，

$ zstd -dc xxxx-1.0-x86_64-B1.tzst | xz > xxxx-1.0-x86_64-B1.txz

みたいにすれば，従来の txz 形式に変換できると思います．

一応，手元ではそれなりに動いているつもりなものの，
見落している問題はいくつも残っていると思うので，
トラブルや気付いた点があれば御気軽に報告ください．

P.S.

pkgtool7 を removepkg してしまうと，installpkg が使えなくなっちゃうものの，
その場合は手動で

# tar xvf pkgtools8-1.0-x86_64-B2.txz -C /
# cd / ; sh /install/doinst.sh
# rm -rf /install

とすれば，復活するはず．

# その場合も，後で updatepkg -f pkgtools8-1.0-x86_64-B2.txz として，
# /var/log/packages/ に登録しておいた方がいいかな．

-------
こじま