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[plamo:00708] Re: US Robotics PIC3214 piafs OK



佐賀井です。補足。

より詳しくしりたい場合には直接以下を参照してください。

http://www.56k.com/reports/winmodem.shtml

http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/981014/hot010.htm

In message <199812280118.KAA06933@pc013.ab1.yamanashi.ac.jp>you write:
>PCI の内蔵モデムは使ったことがないですが,Winmodem タイプ (専用ドライ
>バが必要なもの) がほとんどなので不安だ,ということでしょう。

<中略>

>それから NSP タイプというのもダメです。これは PC 側にモデムの信号処理
>を分担させるもので,パッケージの動作条件に「Pentium 90 MHz 以上」とか
>が入っているようです。T-Zone で見掛けたことがあります。

モデムはハード的には大きな2つの部分から構成されているのだそうです。

1.基本的な音声信号の変調をしたり復調したりする部分
(datampump)
2.プロトコル変換や、エラー訂正、データ圧縮などの制御を行う部分
(controller)

これら2つの部分を両方ともハード的に持っているのが、従来のモデムで、
いわゆるソフトウェアモデムと呼ばれるものはDSP(Digital Signal
Processing)チップを持ちいて、両方の機能をソフトウェア的に行うもの
です。最近の、いわゆるWinmodem(ex. 3Com Winmodem)、などと呼ばれる
ものは、1の部分のハードウェアは持っていますが、2の部分を、ソフト
ウェア的にcpuの力を用いて行うタイプのものだそうです。
#PCIモデムと言っても、上述の両者がほとんどでしょう。
#技術的には、PCIバスに接続された、従来のモデムが作れないわけでは
#ないはずでしょうが、ことさらに、16550互換、115200bpsの速度の上限
#がかかるポートをわざわざ、PCIバス上に実現するのは、無駄だと言え
#ます。また、ソフトウェアでアップグレード可能ならば、将来的にも有
#効に使える可能性があるばかりではなく、コスト的にも有利です。これ
#はしかし後述の通りです。

ソフトウェアモデム、Winmodem等は、結局ソフトウェアの力を用いてその
機能を実現するので、OSに依存の部分が出てくると言うことになります。
Linuxでこれらのソフトウェアを作成することは技術的には不可能ではな
いそうですが、現時点では、肝心の情報が得られず、開発することができ
ないということのようです。
#主として、Lucent社と、Rockwell社とが、このようなチップを作成して
#います。

今のところ、Linuxで使用可能なのは、従来通りのハード的に両方のもの
を持つモデム、つまり、シリアルポートに見えて、特別なドライバなしに
コマンドに答えることができるもの、ということになります。
#上述の通り、技術的には、PCIモデムかつハードウェアモデムはない訳
#ではないと思います。が、私も見たことは今のところありません。

将来的には事情が変わることを願っています。
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  Shigeo Sagai                       sagai@criepi.denken.or.jp   

References
[plamo:00707] Re: US Robotics PIC3214 piafs OK, Yasutada SHIMAZAKI

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