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[plamo:06711] summary (Re: パーティションが見えない現象)



山口@富山大学 です。

<200007171019.TAA08346@marduk.kip.iis.toyama-u.ac.jp>において
自分は言いました。

> この記事とは別に summary を投稿します。

ということで、まとめです。

[問題]
  Windows の FDISK と Plamo インストーラの fdisk とでパーティション
  テーブルの情報が合わない。

[環境]
  IDE のプライマリに 45GB (over 8GB) のディスクが接続されている。
  BIOS は INT13h 拡張対応でいわゆる「34GB の壁」も解消されている。

[原因]
  Windows 側で拡張 MS-DOS 領域として見える ID 0f の領域がイン
  ストーラの fdisk では拡張領域ではなく基本領域として見える。
  つまり、0f の領域が fdisk で拡張領域として展開されない。

  にも関わらず、インストーラのカーネルは 0f の拡張領域をきちんと
  展開していて、/dev/hda5 以下に割り当てられている。

  この状態では、インストーラは fdisk の情報を使うので複数の拡張
  領域を使う場合 fdisk で割り当てた領域と実際にファイルがイン
  ストールされる領域が違うという現象が発生する。

  上記の状態でインストールしたものが正常に起動できるかは不明で
  ある。

[解決方法1]
  インストーラの fdisk が 0f 領域の展開ができないため、この領域を
  使わないようにパーティションを切るようにする。

  具体的には、Windows 用領域の場合はシステム用のパーティションの
  他に大容量の基本パーティションを 1 個作るようにする。他の領域の
  場合は 05 拡張領域に入れても構わない。

  インストーラの fdisk で Windows 用領域を触るので fdisk の man に
  従い、

    # dd if=/dev/zero of=/dev/hd?? bs=512 count=1

  を実行する必要がある。

  05 拡張領域を使った場合はその中に Windows 用領域がない場合でも
  Windows がドライブレターを割り当ててしまうので、インストール後に
  Plamo の fdisk から 05 領域の ID を 85 (Linux 拡張領域)に変換
  する。

[解決方法2]
  Windows 側の FDISK でパーティションの割り方だけを合わせて割って
  おき、他の新しい fdisk を持ったディスク(Vine インストールディスク
  など)で fdisk し、シリンダ情報を書き取っておき、Plamo インストール
  ディスクの fdisk でシリンダ情報にしたがって切り直す。

  この方法は実際には試さなかったので問題を解決できるかは不明である。
  (似たような問題で解決された方がいる)

久しぶりにインストールでドツボにはまりました。
私もまだまだタコですね。
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富山大学大学院理工学研究科
電子情報工学専攻 知能システム工学第3講座
山口 真悟(Shingo YAMAGUCHI)  shingo@kip.iis.toyama-u.ac.jp



References
[plamo:06710] Re: パーティションが見えない現象, YAMAGUCHI Shingo

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