[plamo:08511] xawtv+kernel4.2.0

[Chie Nakatani]

こんにちは

kernel Linux/i686 (2.4.0) 
xawtv-3.30,
bttv-0.7.54
XFree86 3.3.6
この組合せで xawtv がなんとか動きましたので、ちょっと報告です。

xawtv を起動すると次のような表示がでて、ちょっと感激。
This is xawtv-3.30, running on Linux/i686 (2.4.0)
visual: id=0x22 class=4 (TrueColor), depth=16
x11: 1280x1024, 16 bit/pixel, 2560 byte/scanline, DGA
v4l: 1280x1024, 16 bit/pixel, 2560 byte/scanline

実はしょうもないことにいくつかひっかかってちょっと時間食いました。

まずは kernel のバージョンアップ
最初、2.2.18 にしたのですが、これでは2.2.16 とあまりかわりがないし、
i2c-2.2.18.diff  のパッチが必要です。
i2c をデフォルトでサポートしているのが、kernel 2.3.34 	以降。
you'll the new i2c stack.  Kernels
newer than 2.3.34 have this already included.
ということで、さらに、
linux-2.3.20(これはあまり意味なし)
linux-2.3.38
linux-2.3.50
ここまで試したのですが、
bttv にはこのパッチがあるので、bttv-0.7.54-2.4.0.diff 
とうとう kernel は 2.4.0 まであげてみました。

ところが、
/dev/hdb1              7294143   1155930   5760215  17% /hdb1
この大きさのパーティションにいれてある plamo で 2.4.0 をmake したところ、
テストカーネルをいれたフロッピーから起動できない。
でもエラーというわけではないので、もしやパーティションのサイズに問題ありかと、
/dev/sda3              1981000    983683    894903  52% /
こちらのパーティションにある plamo でkernel2.4.0 をmake してみたところ、
こちらは ok でした。
本当は /dev/hdb1 のほうに xawtv をインストールしたかったのですが。
こちらのほうは XFree86 4.0.2 がはいっているので。

現在の kernel2.4.0 を試すとき、パーティションのサイズをちょっと気にして
おいたほうがよさそうです。

先にパッチをしてから、make menuconfig
 patch -p1 < bttv-0.7.54-2.4.0.diff

make dep;make clean;make
make bzdisk 
このあといつものようにモジュールのインストールをしたのですが、
なぜか make modules_install このコマンドが？
でもモジュールそのものはlib/modules/2.4.0 以下にちゃんとインストールされて
いました。
make modules
make modules_install

でも、モジュールのインストール先/lib/modules/2.4.0 以下が
いままでと少し違っていました。
penguin:/lib/modules/2.4.0# ls
build      kernel    modules.dep  pcmcia
こんなに奥深いところに bttv 関連があります。
penguin:/lib/modules/2.4.0/kernel/drivers/media/video# ls
btaudio.o      cpia_pp.o      pms.o          tda7432.o      tvmixer.o
bttv.o         dpl3518.o      saa5249.o      tda9875.o      videodev.o
buz.o          i2c-old.o      saa7110.o      tuner-3036.o   zoran.o
bw-qcam.o      i2c-parport.o  saa7111.o      tuner.o
cpia.o         msp3400.o      saa7185.o      tvaudio.o

この状態で、/etc/modules.conf に bttv 関連項目を加えたのですが、
どうもモジュールをロードしてくれません。
エラーメッセージを検討していると、モジュールのロード先は、いままで通り
/lib/modules/2.4.0/misc になっているのです。

そこで、お試しと思い misc と i2c を自分で作成して、
bttv 関連と i2c 関連をそれぞれ/2.4.0 のすぐしたのディレクトリにコピーして
みました。
penguin:/lib/modules/2.4.0# ls
build        i2c          kernel       misc         modules.dep  pcmcia

それで再起動すると、bttv をロードしてきました。
このあたりモジュールの設定は 2.4.0 で何か変更があるみたいです。
/lib/modules/2.4.0/kernel/drivers/media/video このディレクトリにあるものを
ロードするためには、モジュールのロード先を変更しなくちゃいけないですね。

dmesg
bttv0: Bt878 (rev 2) at 00:0b.0, irq: 10, latency: 64, memory: 0xec001000
bttv0: model: BT878(Hauppauge new (bt878)) [insmod option]
bttv0: enabling 430FX/VP3 compatibilty
bttv0: Hauppauge msp34xx: reset line init
i2c-algo-bit.o: Adapter: bt848 #0 scl: 1  sda: 1 -- testing...
i2c-algo-bit.o:1 scl: 1  sda: 0 
i2c-algo-bit.o:2 scl: 1  sda: 1 
i2c-algo-bit.o:3 scl: 0  sda: 1 
i2c-algo-bit.o:4 scl: 1  sda: 1 
i2c-algo-bit.o: bt848 #0 passed test.
tuner: chip found @ 0x60
bttv0: i2c attach [Philips PAL]
i2c-core.o: client [Philips PAL] registered to adapter [bt848 #0](pos. 0).
i2c-core.o: adapter bt848 #0 registered as adapter 0.

起動時にbttv 関連をロードしてくれたので、
これで xawtv が起動できました。

別にテレビが見たいというわけでもないのですが(笑)
結果的には、kernel の収集 になってしまったみたいで。

中谷千絵