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[plamo:08805] Plamo2.1 on FMV450NL/T



1.[お古の486サブノート機にPlamo2.1をインストール(成功)]

なかなか時間がとれなくて、ずっとPlamo1.4.4で使っていたサブノートFMV450NL/T
(i486DX2-50 MEM8+16M HDD改1.2GB)のOSを、今回Plamo2.1に交換してみました。

元CDはSD2000/11月号付録、SCSIカードはいつものLogitec製LPM-SCSI2、
(MACNICA Miracle mPS110互換)CDROMにLogitecのSCD-1200(x12)、
CD内の/AT/Install/PCMCIA/bootdsk-scsiをddして起動Diskにし、
特に問題もなく「ノート用お薦めCanna」でインストール完了しました。
# 苦労してでもHDDを1.2GB品に交換しておいてよかったッス(^^;
# まだしばらくは専用の軽量化OSじゃなくて、デスクトップと同様の
# 現役でバリバリ使えるOSで動かせそうです...。

Xの設定は640x480で反応の速いTFTだから普通と同様に設定して大丈夫でした。
ただし、256色以上出ないビデオチップなので、普通にAfterstepを動かすと
色数が足りないため、8bpp専用のアイコンを使った設定に入れ換えました。
qvwmはどうもクラッシュするみたい。(これはPentium専用バイナリなのか?)

サウンドはESS688 Audiodrive(SB-Pro互換)なんで、sbモジュールを
"alias char-major-14 sb"の"options sb io=0x220 irq=5 dma=1"
ってな感じで認識成功しました。(もちろん、optionsはBIOS設定に合わせます)

2.[fbcon対応のためjfbtermも入れてみました]

そういやPlamo2.1のデフォルトでインストールされるカーネルって、コンソールに
フレームバッファ使うんですね。起動を見ていたら16色のビール持ちペンギンが上に
出て来たのでびっくりしました。で、これじゃkonは化けてダメだろうなと思ったら
案の定そうだったので、(最初はウマくいくのに、viとかを起動した時点で化ける)
フレームバッファを殺すべくカーネル再構築...をやるほどの根性もないもんで、
jfbterm-0.3.8をサクっとコンパイルして入れました。
いつものようにtarで/usr/srcに展開し、./configure、make、make installし、
/usr/local/etc/jfbterm.conf.sampleを/usr/local/etc/jfbterm.confとしてコピー、
さらにフォントの用意が必要なので、/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc以下にある
X用のフォント、7x14.pcf.gzとk14.pcf.gzを、mkdir /usr/X11R6/lib/fonts/miscして
作成した/usr/X11R6/lib/fonts/misc以下にコピー、圧縮形式をjfbtermの求める
方式に合わせるためにいったんgzip -dで解凍し、compressで*.Z形式に再圧縮と、
ここまでやって何とかまともにjfbtermを起動できました。

なんでフォント圧縮形式を普通に*.gzにしないで*.Zにするのか..。(ちょっと??)
# configureで簡単にmakeが通るようだし、今度このへんの手順をまとめて
# 一度tgzパッケージ化に挑戦するかな。(って、もう誰かがやってるかも...)

肝心の動作は...ノロいです。特にスクロールのあたりなんか、行飛んでてい〜感じ。
フォントの展開までは見えないけど、一生懸命画面書き換えてるのが見えます。
でも半角文字で91x34行の表示をVGA解像度(640x480)で実現してくれますので、
画面は結構広い感じがします。FDcloneとか使うと想像以上に見晴らし良いですね。
konにも行数をむりやり増やすオプションはあったけど、うまく動作しなかったし。
elisaフォントのX用とか突っ込んでやれば、もっと広くできるんでしょうか。

最近各種PDAとか、m68k上で動くLinuxにも興味があったりするので、ついでに
練習がてらfbcon上でフレームバッファ用のXを起動させたりして遊ぼうかと
思いましたが、こちらはあっさりコケて失敗しました。
# なんか、フレームバッファのモード設定を変更する部分でXが落ちるッス。

3.[あのっ、色が、出ないんですけど...(なんだかbashが不調!?)]

ちょっと使ってみて気づいたんですが、jfbtermのコンソールでlsやると、
Slackwareみたいに色分けして出ないんですね。変だなと思って調べてみると、
なんだか設定元になっているdircolorsを実行しても色設定ぜんぜん吐いてないし。

なんだかやたらとエラーメッセージ(らしきもの)に??????ってな
マークが出るけど、これのせい…じゃないよね。

なんかデフォルトのfbcon上でもls --colorとやらないと色付きlsにならないような。
.bashrc覗くと何かスクリプトが組んであるけど動作してないみたい。
さっくり無視してalias ls='ls --color=tty'していいもんなのかな?

4.[根性のMP3演奏(実用性は??)]

ちょうど、データ移送のためにCD1枚分ぐらいのMP3データをこのマシンに
突っ込んだりしていましたので、MP3演奏も試してみました。

486DX2-50MHzなんで、快適な演奏なんて無理ですが、(最低DX4-75程度は必要?)
負荷の軽いMP3デコーダをいろいろ試してみた結果、x11amp(xmmsのご先祖様)の
ベータ版なら、何とかほとんど音飛びを感じさせずに聞こえる設定のあることが
判明しました。xmmsはx11ampの時代より負荷が重くなっててダメみたいです。

# 不思議なことに、x11ampやxmmsの内蔵デコーダだけを取り出している
# mpg123(コマンドライン版)も、なぜかx11ampより負荷が重くなるようです。

今回利用したのはx11amp-0.9-beta1.1で、例によってrootになって/usr/srcに
ソース展開し、1行だけパッチをあてておいて./configure ...以下通常どおり。

パッチは、日本語ファイル名がファイルブラウザで化けて表示できないのを修正
するもので、GUI部分のメインルーチンにあるgtk_init();の1行手前に、
gtk_set_locale();を追加するだけです。
これで演奏するファイルの名前に全角文字が使われていても化けずに表示
できました。なお、x11amp本体の曲名表示窓に関しては日本語表示が
できませんでした。(なんか、全角文字は抜けちゃうみたい)

で、make;make installした後、ldconfig -vでx11ampのシェアードライブラリを
メモリに読み込んでやれば、x11ampをすぐ動かせたと思います。
あとは設定で、負荷が軽くなるように機能を刈り込みます。具体的には、
左上メニューのOptions ー> Preferncesで表示されるAudio IOのタブにある
Input pluginsの中のMPEGプレーヤを呼び出して、出力のサンプリングレートを
11kHz、モノラル8Bitの組み合わせに変更し(最低品質レベル)、
# 当然、イコライザの動作などもってのほか(笑)
Xのほうも動作が遅いので(ISAバス接続、アクセラなしのclgd622xだから?)
Visualizationの設定をOFFにして、スペアナ表示も波形表示もやめさせます。
ここまでやれば、何とかほとんど音飛び無しでMP3が聞けるようになります。
# 実はFMV450NL/Tってスピーカがモノラルなんで、これで十分だったり。
# ヘッドホン端子もあるけど、聞いてみたらノイズがひどかったし...。

P.S
Plamo1.4.4の頃もスレッドライブラリを入れたり、gtk(1.2.3だったと思う)を
自分で入れたりして、いろいろ改造した上でx11ampを何とか動かせて
いましたが、Plamo2.1上では、その当時よりももっとスムースにx11ampが
動いています。kernel2.2がチューンされていて速いのか、それとも、
glibc2のおかげなのかよくわかってませんけど。

具体的には、以前に曲の最初とかで音が派手に途切れていたのが、今回は
最初の1秒ほどの間、よく聞くとわかるぐらいにまで症状が改善されました。

 ┏━┳┳┳┓┏━┳━┓┏━┳━┳━┓ (でもLiバッテリが40分しか続かない...)
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