[plamo:14467] Re: glibc-2.2.5の入れ替えについて

[KOJIMA Mitsuhiro]

From: "MATSUMOTO Koichi // matu'ko" <matuko@mcu.or.jp>
Subject: [plamo:14460] glibc-2.2.5の入れ替えについて
Date: Sat, 29 Jun 2002 03:54:46 +0900
> 
>   Plamo 2.2.1をベースに、
> 
>     kernel 2.4.18
>     glibc  2.2.5
> 
>   に入れ替えてサーバを運用しているのですが、courier-imap
> をコンパイルできない...実際には、g++でコンパイルする
> モジュールがリンクエラーを起こす...という現象に遭遇
> しています。

これは glibc-2.2.5 をお手元でコンパイルした、という認識でいいですか？

>   [1] コンパイル対象 -- courier-imap-1.5.1
> 
>   [2] configure 実行時のエラー
> 
>   checking whether the C++ compiler (c++  ) works... no
>   configure: error: installation or configuration problem: \
>     C++ compiler cannot create executables.
> 
>   [3] configure がエラー判定を行ったソース
> 
>     $ cat conftest.C
>     #line 1232 "configure"
>     #include "confdefs.h"
> 
>     int main(){return(0);}
> 
>   [4] コンパイル結果
> 
>     $ g++ conftest.C
>     /lib/libm.so.6: undefined reference to `atexit'
>     collect2: ld returned 1 exit status
> 
>   以前、X絡みで、同様の問題が起き、色々アドバイスを
> 頂いて解決したことがあるのですが、これもどうやら
> 同様の問題らしく、正直、手に負えんという状況です。^^;

このヘン、Plamo-3.0 の初期のころにglibc を自前でコンパイルした環境だと
動くのにパッケージでインストールした環境だとエラーになってずいぶん悩ん
だことがあります。

その時の結論は、/usr/lib/ 以下にも適切な *.so ファイルが必要だ、という
ことでした。

具体的には /usr/lib/libc.so として

/* GNU ld script
   Use the shared library, but some functions are only in
   the static library, so try that secondarily.  */
GROUP ( /lib/libc.so.6 /usr/lib/libc_nonshared.a )

こういう設定ファイルが必要で、その他、libdl.so -> /lib/libdl.so.2、
libm.so -> /lib/libm.so.6 等のリンクが必要でした。

# /usr/lib の方は *.a だけあればいいものと思い込んでいたのが敗因だった

ちなみに Plamo-3.0 の glibc-2.2.5 環境で作っているリンクは d1/libc.tgz 
の install/doins.sh にあるので参考にしてみてください。

なお、glibc を入れ替える場合、バージョン番号が異なればバイナリパッケー
ジでも問題はないのだけど、同じバージョンを上書きしようとすると結構ハマ
ることがあるのでご注意ください。

# このヘンを入れ替える場合は CD boot した上でやるべきなんでしょうね

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こじま