[plamo:05777] new i810 machine

[KOJIMA Mitsuhiro]

ちょうどセカンドマシンを組む必要があったので、以前から気になっていた 
i810 チップを塔載したマザーを使った廉価版のマシンを組んでみました。

Plamo をインストールして、少し(かなり？ ^^;)いじる必要はありましたが、
X も サウンドも問題なく利用できるようになりました。

詳細は Web のページにでも書こうかと思いますが、ポイントとしては、

・i810 はビデオチップ用にメインメモリを 1M 割りあてるので、lilo.conf 
  等で、mem=(実際に塔載しているメモリ - 1M) の指定が必要

・上記と同じく、i810 用の X サーバはメインメモリにアクセスする必要があ
  り、そのための機能は agpgart.o というモジュールと /dev/agpgart,
  /dev/gart というデバイスファイルを使う必要がある。

# Plamo-2.0 の a1/dev/tgz では /dev/gart の major, minor の指定を間違
# えてましたので、i810 を使う方は要注意。

・サウンドは ALSA の新しいドライバが i8x0 に対応している

といったところです。

また、いい機会なので、ATAPI の CD-R(W) を試そうと、Panasonic の 8X 書
き込みに対応したのを買ってみたのですが、これも問題なく Linux から利用
できました。

こっちのポイントはカーネルの起動時に hdc=ide-scsi みたいな指定をしてお
いて SCSI エミュレーションを使うことでした。

# 8 倍速でも問題なく書けました

ちなみに、今回組んだマシンの価格は、

CPU : PPGA Celeron 533M(BOX)   @ 10,980
MEM : No name 128M             @ 10,300
HDD : Maxtor M92049U4(20G)     @ 14,980
CD-R: Panasonic LK-RW7585      @ 25,800
body: bare bone kit(150W ミニタワー + i810マザー + 40 倍速 CD + 2 モー
     ド FDD + キーボード + マウス) @ 23,800
LAN : Corega 10BaseT PCI(PCI-NE2K) @  1,069 

で、税抜 87000 円ってところでした。

# うーむ、、単価で見ると CD-R が一番高いのか、、まぁ、これは8倍速と
# Windows 用のライターが欲しかったので、リテイル版を買ったから仕方ない
# ところかな。

まだそれほど使い込んではないですが、533M の Celeron クラスだと、通常の
作業ではほとんどストレス感じないですね。ただ、今回の構成の場合 HDD +
CD + CD-R が IDE 上にぶらさがるので、CD のデータを HDD に落したり、HDD 
から CD-R に書きこんだりすると、CPU がほとんど IDE まわりの処理に取ら
れてしまって、他のことはできない状態になるようです。

こう書いてみると、ずいぶんスムーズに進んだように見えますが、実はメモリ
のトラブルで一晩まるまる潰してしまったんですよね(^^;。

i810 の場合、ビデオがメインメモリを共有するから、メモリにトラブルがあっ
た場合、BIOS メニューはおろか、そもそも画面が一切出ずに beep 音が鳴り
響くだけになっちゃいます。そのため、問題がメモリなのかCPU なのか、はた
またマザーボード自体かその他の周辺機器なのか全く分からず、別のデスクトッ
プ機のメモリや CPU を取り替え引っ替えして、どうやらメモリが不良品らし
い、ということが判明するまでに、一晩かかってしまいました。

# 初めての i810 機だったもので、メモリがダメだと画面が出ない、というこ
# とに気づくまでにずいぶん時間がかかってしまった。。結局、ショップの方
# も初期不良ということで交換してもらいました。

まぁ、こういう問題や将来性のなさ(Socket370 だし、ミニタワーなので HDD 
などもあまり積めない)を差し引いても、コストパフォーマンス的にはかなり
優れているように思いますです。

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こじま