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[plamo:19166] Re: SCO
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From:KAMOSAWA, Masao
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Date:Fri, 30 May 2003 10:25:18 +0900 (JST)
- Subject: [plamo:19166] Re: SCO
- From: "KAMOSAWA, Masao" <jcd00743@xxxxxxxxxxx>
- Date: Fri, 30 May 2003 10:25:05 +0900
鴨澤です。
) どっちかというと、関西弁でイイガカリをつけているヤな方は SCO
ぼくは SCO の方が、おそ松くんのイヤミのイメージです。
「パテント料払うザマス〜」
) そういや、「『東京特許許可局』は実在しない」というのは有名な FAQ でし
) たが、U.S. の場合はどうなんでしょう?
普通 U.S. Patent Office といえば「米国特許庁」となりそうなんですが、
アメリカの場合 Patent and Tradmark Office だったりします。
だからまあ「特許許可局」にしてみました。
ちなみにこの特許・商標局のページ http://www.uspto.gov/ で UNIX、Novell で
検索かけると、何もヒットしません(おい
) MS も、UNIX との相互運用まわりでいろいろと UNIX 互換なプロトコルを言っ
) たり聞いたりしますので、変なイチャモンを付けられる前に先手を打ったんだっ
) たとしたら確かにそうかもしれません。
という話をしているみたいですね。説得力ないけど。
) が、どうも、アンチ Linux な運動の一環として肩入れしたような感じですの
) で、MS 的には SCO の主張が通ろうが通るまいが関係ないのかなという気がし
) ています。
ぼくらの常識に反して、MS はアンチ Linux を標榜してはいないし、
そのような態度は取らないフリをしていますよね。
これは独禁法との絡みがあって、業界トップの企業がシェアの低い者を
狙い撃ちにしているという印象を与えない目的があるわけです。
だからカネを払うだけの価値があるようなフリでカネを払った。
ところが SCO のやることがあまりにも間抜けだと、カネを払った根拠が
怪しくなるわけで、そこらの甘さが間抜けだなあ、と。
ぼくらにしてみれば、MS のそういうなりふり構わない態度は常識に近いんだけど、
一般の方々にはまだまだビル・ゲイツをいい奴だと思ってる人も多いわけで、
その人達が気付くきっかけに・・・ならねえだろうなあ(゜o゜)\バキ
このくらいで気付く人はとっくに気付いてるだろうし。
) そこんとこいくと Windows は… (ほれほれ) :-)
「どの口が言う」(゜o゜)\バキ
でもなんか、本気でそういう印象を広めようとしてるんでしょうねえ。
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ちょっと忘れてた話(高熱が続いてボケてます)。
SCO であるところの Caldera は、Novell が反 MS の急先鋒だった頃の名物 CEO、
Ray Nodra が出資して出来た会社で、Novell とも資本関係があったはずです。
それがここまでこじれた、というか、Novell にネタばらしまでされてしまった背景には、
やはり SCO の暴走という印象が強かったこと、もっと言えば、とりわけ Novell に
とってその印象が強かったという面があると思います。
Novell は DOS 時代に Netware でずいぶん儲けていたわけですが、そのビジネス
モデルを破綻(してない、と言うかな?)させたのは Windows95 であり NT であると
言われているかもしれませんが、一つの要因として Linux の普及があることは
確かだと思います。
にも関らず、ディレクトリサービスの拡充と Linux との共存を打ち出し、
早め早めに対策をとって生き延びたことに、彼らは恐らく誇りを持っている。
こうした企業文化を持つ会社に、「UNIX ビジネスがイマイチなんで、Linux から
ゼニを巻き上げたいと思ってるんだけど。知的所有権で楽に儲けたいのよね」と
持ち掛けたところで、賛同を得られるはずもないし、むしろ逆鱗に触れたのかな、
と僕には思えます。
SCO は SCO で、昔は独自で Linux の POSIX 準拠を目指して作業する、と宣言したり、
もっと前にはオリジナルのデスクトップ環境を作って普及を狙ったり(たしか95年)、
Linux で新しいことをやってビジネスにする、という面で進んだ会社でした。
どうも考えれば考えるほど、今回のことは CEO や財務系周辺の自暴自棄によるもの
ではないかと思えてきます。
UNIX を持ってしまったことが毒になっているのかもしれません。
ヘタにああいうものを直接売るよりも、もともとの意図の通り Linux の
強化にその知識を充てるべきだった。
SCO がいつのまにか Linux 界のプレーヤーとしてマイナーになっていることも、
背景の一部にあるかもしれない。もう一度スポットライトの当たるところに
出てきたくなった、という意味で。
いずれにせよ、Linux に突っ込む企業が増えれば増えるほど、それで破綻して
自暴自棄になる会社が出る可能性は増すわけで、今回それが比較的重要な
SCO という会社に起きたということは不幸なことです。
とりあえず僕は、うまいこと収束すればいいな、と思いながら見ることにします。
鴨澤眞夫
- References
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- [plamo:19162] Re: SCO, Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)
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