[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]

[plamo:32764] Plamo-7.1b1 テスター募集



昨年の6月にリリースしたPlamo-7.0以降の修正を取りまとめた
Plamo Linuxの新バージョン(Plamo-7.1)がそこそこ動くようになってきたので、
興味と時間、機材に余裕のある人柱^H^Hテスターを募集します。

X Window System/Desktop 環境回りはそれほど変ってないので、
外見はあまり変わらないものの、内部的には

- GCC-8.3.0
- glibc-2.28
- kernel-4.19.26
- emacs-26.1
- texlive2018
- firefox-65.0/thunderbird-60.5.1

等々、多数のパッケージを更新しています。

# 主に加藤さんのおかげ (_ _)

また、今回の大きな変更点として、
起動時に initrd を使うようにしてみました。

Plamo Linuxでは、起動回りの処理を簡潔にしたいこともあって、
initrd は使わないようにしていたものの、
昨今では UAS や NVMe など新たな記憶メディアが出てきたこともあり、
カーネルに組み込むべきドライバがよく分からなくなってきたので(苦笑)、
ストレージ回りやファイルシステム回りはモジュールとして
initrdで組み込むようにしてみました。

詳細は別途解説するつもりなものの、
initrd 回りの処理は LFS のコードを流用していて、
カーネルを更新する際は、ビルドしたカーネルとモジュールをインストールした後、
"mkinitramfs <kernel-version>" で、新しくインストールしたモジュールを組み込んだ
"initrd.img-<kernel-version>" を作成し、
このファイルを/bootに用意した上で grub-mkconfig すれば、
この initrd イメージを使う形の grub.cfg を作成できます。

また、昨今のカーネルは機能が豊富になりすぎて、
何を選んでいいのか分からなくなってきた(;_;)ので、
カーネルのビルド設定(.config)は Arch Linux を参考に、
ほぼすべてのドライバをモジュールとしてビルドする設定にしています。

# そのため、ビルドにはすごく時間がかかるので、
# カスタマイズ用にもう少し機能を絞った設定も用意したいところ。

手元では実機(UEFI/MBR)、仮想環境(VirtualBox/KVM-qemu)あたりで
動かしてはいるものの、どうしてもテスト環境は限定されてしまうので、
よりさまざまな環境でテストいただければ幸いです。

ダウンロード先は、ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo-test/ 以下の、
plamo-7.1_x86_64_2019-03-15_dvd_{01,02}.iso です。

2枚目のイメージ(02.iso)はtexliveのみを収録しているので、
texliveが不要な方は1枚目のイメージのみで十分です。

このDVDイメージはDVD/USBメモリの双方でブート可能なので、
4GB以上のUSBメモリなら、

# dd if=plamo-7.1_x86_64-2019-03-15_dvd_01.iso of=/dev/<USB> bs=100M

のように書き込むことで、USBメモリからも起動可能になります。

Have fun & Happy hacking !!

-------
こじま


Follow-Ups
[plamo:32765] Re: [plamo:32764] Plamo-7.1b1 テスター募集, Takehiko Ogata
[plamo:32773] Re: Plamo-7.1b1 テスター募集, Takahiro Yoshizawa
[plamo:32795] Re: Plamo-7.1b1テスター募集, k-shiro
[plamo:32808] Re: Plamo-7.1b1テスター募集, 名倉昭一
[plamo:32815] Re: Plamo-7.1b1テスター募集, Nagato Yasushi

[検索ページ] [メール一覧]
Plamo ML 公開システム