[plamo:13032] Re: samba に躓く

[Shun-ichi TAHARA (田原 俊一)]

From: OHASHI Shinji <hagure@bb.wakwak.com>
Message-Id: <200202190655.g1J6tLN52840@bb.wakwak.com>

> >・1.44(Plamo 1.44ですよね?)付属のSambaというのは、バイナリパッケージで
> >  すか? ソースからコンパイルしましたか?
> >
> >  前者であれば、Plamo1.x と Plamo2.x の間には、バイナリに互換性があり
> >  ませんので、おそらく実行できません(libcのバージョンが違うんです)。
> 
> これですね。ここでも何度か触れられていたような。
> それがバイナリの互換性をなくし、目の前にあっても、そんなものはな
> いとメッセージされるもんだとは思いもしませんでした。今後ともよろ
> しくお願いします。

Linuxでは一般的に、ライブラリがバージョン間で互換性が無くなる場合、メ
ジャーバージョン(普通は lib???.so.X.Y.Z の X)を変えます。

リンクする際に、ライブラリのメジャーバージョンまで見る(lib???.so.X) を
指定してリンクする)ようになっているので、これで間違ってリンクするのを
防ぐわけです。

ldconfig が、lib???.so.X -> lib???.so.X.Y.Z なリンクを張るのは、実行ファ
イルがライブラリをこの名前で探すからなんです。
# glibc2 は特殊で、libc.so.6 -> libc-2.Y.Z.so なリンクになります

一方、コンパイル・リンク時には、lib???.so か lib???.a を探しますので、
自分でコンパイルする場合には、lib???.so -> lib???.so.X.Y.Z なリンクも
必要になります。

話は戻って、今回、Plamo1.4 用のバイナリは、libc.so.5 を探しているはず
ですので、デフォルトで libc.so.6 しか存在しない Plamo2.x では実行でき
ませんが、古いlibc5 をインストールしておけば、とりあえず実行することだ
けは可能になります。

# もちろんオススメは 再コンパイルか、Plamo2.x用パッケージの利用です
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田原 俊一   jado@flowernet.gr.jp, shunichi_tahara@zenrin.co.jp
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